2024/06/30 00:00


夏越しの大祓

こんにちは。

TSUYOSHI ARTMANの妻、Yukaです。

梅雨のジメジメの真っ只中、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

本日私たち家族は、

富士山の麓、富士吉田にある北口本宮富士浅間神社の夏越しの大祓(なごしのおおはらえ)に行ってきました。

6月最後の日ですが、半年に一回の穢れを払う日でもあるそう。

実は、半年間にたまった罪穢れを祓う日が、年越しと夏越しと年に2回あるそうです。

ご存知でしたか?

娘の同級生のお父さんに神職に携わっている方がおられ、神道に関することを身近に教えてもらう機会があり、私自身初めて今回知りました。

今までも行われていたもののはずですが私の意識に引っかかって来なかったのです。初めて、年越しの夏バージョンということを意識して6月30日という日を過ごしました。

年末の年越しではしめ縄を飾りますが、夏越しの大祓では茅の輪を飾ります。

北口本宮富士浅間神社の夏越しの大祓でも大きな茅の輪が設置してあり、その中を左回り、右回り、左回りの3回くぐって祈願してきました。

茅の輪をくぐることで、心身を清めて災厄を祓い、無病息災を祈願するそうです。

また昨日は、その娘の同級生のお父さんのご指導のもと「しめ縄づくり」ならぬ「茅の輪づくり」もさせていただきました。

茅の輪は、茅萱(ちがや)という稲科の植物でどこにでも生えてそうな植物です。

その茅萱を2つの束にし、一つ一つの束は時計回りに捻りながら、統合させるときは反時計回りにするという方法で綯って(なって)いきます。

イメージしくいかもしれませんが、地球が自転しながら太陽の周りを公転している感じで、二つの回転が同時に行われるように作られていくのです。

その作り方がとても不思議で、そのお父さんに尋ねたことろ「相反するものだけどもそれが統合されて一つになるさまを表しているよ」ということを教えてもらいました。

相反するものは、磁石のS極とN極のように反発しあって相容れないとなんとなく思っていましたが、実は逆で、相反するものは統合されていくのです。

確かに、考えてみれば左手と右手は相反するものですがその手を合わせて音が鳴ります。

左は火足りといい”火”を表していて、右は水極といい”水”を表すそうです。

その相反するものの統合のシンボルが合掌だそうです。

火と水。

確かに打ち消し合うように見えて、統合されるとまた違った力を持ちますよね。

お湯とか、温泉とかまさに火と水が合わさったパワーだと思います。

それでいうと、男と女もまさにそうだなと思うのです。

男と女は相反するものですが、統合されることで別のパワーを生み出しますよね。

自分の中にある男性性も女性性も相反するものだけど統合されていく。

時に、自分の中にある矛盾に混乱することもあると思うのです。

感受性豊かな自分もいれば、エイッと勢いよく突き動かされるエネルギーなど。

それは矛盾ではなく、どちらか一つに決めないといけないものでは決してないのですね。

私の中にある、相反するものは同時に存在することができる。

統合することでまた新しい形が生み出されるどちらも大事なパワー。

私たちが何気なく過ごしている日常も、グッと目を凝らしてみると色々なエッセンスが盛り込まれていて、昔からの叡智の奥深さに驚かされます。

今日で、半年が終わります。明日からまた新しい半年が始まります。

皆様にとって、新しく始まる半年が実り多きものとなりますように。

TSUYOSHI ARTMAN studio

Yuka

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